選手コースのある暮らしが始まったとき、親として感じたこと

週末が終わると、「今日も水泳で終わったな」と思うことがあります。
それは決してネガティブな気持ちではなく、今のわが家の暮らしを、そのまま表した言葉です。

小学生の選手コースに通う子どもがいると、生活の軸は少しずつ、でも確実に水泳に寄っていきます。いつの間にか、それが当たり前になっていました。

このブログを書こうと思った理由

もともと、上の子はスイミングスクールに淡々と通っていました。
ところがある時期から、自分で目標を持ち、自分から「頑張る」ようになりました。

その流れの中で、選手コースに誘われました。今振り返ると、決して速いからではありませんでした。
そして、そこから生活は一変します。

振り返ると、選手コースに誘われたとき、私自身はいくつもの不安を感じていました。
ただ、その多くは
「生活が大きく変わるよ」
という、少し漠然とした言葉でした。

実際に始まってみると、確かに生活は変わりました。
でも、今振り返ると、必要以上に心配することはなかったとも感じています。

今は情報も整理でき、
「どこが大変で、どこは意外と大丈夫か」
が、少しずつ見えるようになりました。

このブログでは、今から選手コースを考えている方や、選手コースの中でフェーズが変わる方に向けて、安心して生活できる視点を残していきたいと思っています。

選手コースが「生活の中心」になったという実感

選手コースに入ってから、生活のリズムははっきり変わりました。
週末は大会や練習が入り、予定は水泳を軸に組み立てるようになります。
家族の会話も自然と水泳の話題が増え、「次は何時に出る?」という確認が日常になりました。

最初は、その変化に少し戸惑いもありました。
ただ、不思議と「大変だ」という感情よりも、子どもが本気で取り組んでいる姿に心を動かされる場面の方が多かったように思います。

不安だったことと、今なら言えること

選手コースに誘われたとき、
一番耳にしたのは「生活が一変するよ」という言葉でした。
確かに事実です。
でも、その言葉だけでは、何がどれくらい変わるのかは分かりませんでした。

実際に始まってみると、
・忙しくなる時期
・意外と今まで通りな部分
・工夫すれば無理なく回ること
が、少しずつ見えてきました。

今なら言えます。
不安の正体は「情報が整理されていなかったこと」だったのだと。
知っていれば構えすぎなくてよかったことも、たくさんありました。

それでも続けて良かったと思う理由

選手コースでの生活は、決して楽なことばかりではありません。
週末は基本的に早起きの日がほとんどで、1日の予定が水泳中心になります。

それでも、子どもが目標に向かって努力する姿を間近で見られること、小さな成長に一緒に喜べることは、親として大きな経験だと感じています。

感動する場面があり、胸が高鳴る瞬間があり、誇らしい気持ちになることもある。
その積み重ねが、結果的に親自身の人生も豊かにしてくれているように思います。

同じ立場の方へ

このブログでは、選手コースに入るか迷っている方、すでに始めていて次のフェーズに不安を感じている方に向けて、実際の暮らしの中で感じたことを記録していきます。

指導者でも、成功者でもありません。
水泳経験もありません。
ただ、選手コースのある暮らしの中で、迷いながら考えてきた親の一人です。

この記録が、誰かが少し安心して選択できる材料になれば、それだけで十分だと思っています。

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